去る2005年5月15日から25日において行われた、『Caetano Veloso Japan Tour 2005』はお陰様でご来場者様の御盛況のもと、無事終了することが出来ました。カエターノ氏の情熱溢れるステージパフォーマンス、温厚な人柄の表れる歌声、そしてジャキス・モレレンバウムを初めとするブラジルのトップミュージシャン達の繰り広げるケミストリーが一体となり、大変完成度の高いコンサートパフォーマンスであったと沢山のお客様から素晴らしいご感想が寄せられました。ここに何点か抜粋してご紹介させて頂きたいと思います。 (多くの皆様よりいただいた貴重なご意見は、今後の公演の参考とさせていただきます。誠にありがとうございました。)
東京公演は3日連続で堪能させて頂きました。日本公演は15日からとの事もあり、初日こそはベストなパフォーマンスとは言えなかったのかもしれませんが、最終日のパフォーマンスには只々感動させられっぱなしの素晴らしい一時を一緒に過ごせたと思います。是非また日本に来て、今度は小さめの会場で観てみたいと思いました。
まるで会場全ての人に向けて語りかけるかのごとく唄うカエターノを観ているだけで胸から熱い想いがこみ上がってきました。「Terra」をまた一緒に唄いたいです。CDよりもライブの方が全然良いですね。
ペドロ・ヂ・サーのワウペダルやディストーションを使ったサウンドは強烈に印象に残りました。今度の公演では実験的なカエターノの音楽がもっと観てみたいです。
最終日に演奏したと言われる「Odera」が観たかった。来年も是非カエターノを呼んで下さい!

友人に誘われて初めてカエターノのコンサートの音楽に触れました。どの曲かは分からないのですが、(どこかで聴いたことがあるので多分カバー曲だと思うのですが・・・)その曲を聴いただけで涙が出てきました。ブラジル音楽には殆ど初めて触れましたが、音楽に国境や人種の違いはないのだとあらためて実感させられました。

コンサート後の感動からの放心状態からようやく抜け出せる事が出来ました。今度はもっと観客が動きまわれる場所でコンサートをして下さい!
17日の名古屋公演に行ってきました!名古屋にはブラジル系の人達が多数在住しているからなのか、前の方のお客さんは殆どが外国人で、大変な盛り上がりを見せていましたね。大人しく観ている日本人とは本当に対照的でこれが本場ブラジルコンサートの雰囲気かと実感できて、カエターノの生演奏も間近で観れて本当に感激しました。今度はブラジルに行ってカエターノのコンサートを拝見したいと願ってます。
『カエターノ・ヴェローゾ』
1942年にブラジルの北東部にあるバイーア州に生まれる。 1960年代からリオやサンパウロでアーティストの活動を活発に展開し、 ジョアン・ジルベルトの出現によりボサノヴァが確立されて以降のブラジル音楽界において、 MPBと呼ばれる新たな流れを生み出した。
◇Caetano Veloso Biography◇
2000年度“グラミー賞”ワールドミュージック部門を堂々獲得し、ブラジル音楽の トップ・アーティストとして40年近くも君臨し続けている「カエターノ・ヴェローゾ」。 そのあまりにも美しい彼の歌声と極めて独創性の高い音楽は、世界中からの賞賛を集めている。 2003年第75回“アカデミー賞”授賞式典では映画『フリーダ』のテーマ曲 「バーン・イット・ブルー」のライヴ・パフォーマンスを披露、2004年は新作 『異国の香り (A Foreign Sound) 』を発表し“ゴールド・ディスク賞”を受賞、 圧倒的な人気を見せつけた! そんなあくなき創造性の頂点に立ち続けている “カエターノ・ヴェローゾ”のコンサートは、“完璧な自身のアルバムの世界を、 さらに超える最高のステージ!”と絶賛されていることでも有名だ。 舞台美術から衣装、ステージでの立ち居振る舞いに至るまで綿密な演出を施した パフォーミング・アートを展開し、オーディエンスの五感をくぎづけにする! 
◆ 来日メンバー ◆

● Caetano Veloso(カエターノ・ヴェローゾ) ヴォーカル

● Jaques Morelenbaum(ジャキス・モレレンバウム) チェロ
● Lula Galvao(ルーラ・ガルヴァン)  ギター
● Pedro De Sa(ペドロ・ヂ・サー)  ギター
● Jorge Helder(ジョルジ・エルデル)  ベース
● Carlos Bala(カルロス・バーラ)  ドラムス
● Leonardo Reis(レオナルド・ヘイス)  パーカッション

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