Jazz Giant Series > Part4 : Ornette Coleman Quartet
Ornette Coleman Quartet
『オーネット・コールマン カルテット』

ジャズを変えた男!
アルト・サックスの天才!!
フリー・ジャズ最大のカリスマ!!!

フリー・ジャズの創始者であり、
ジャズ史上最強の神“GOD”
フリー・ジャズの創始者であり、最強の神“GOD”であるオーネット・コールマン。 デビューからいきなりリーダー作を発表し、シーンに登場した。ジャズの概念を一変させてしまったその革新的な演奏はシーンに衝撃を与え、多くのミュージシャンに影響を与えた。 モダン・ジャズ界の巨人ソニー・ロリンズでさえ、彼の音楽を熱心に研究し、より自由な即興演奏のヒントをつかもうとしたし、ジョン・コルトレーンは彼とのセッションを通して、自らの新しい音楽性を模索し教えを請うた。コールマンがシーンへ登場して40年以上が過ぎたが、その影響力は一向に衰えず、ジャズはもちろん、ロック、クラブミュージック、現代音楽といった様々なジャンルへ波及し多くのミュージシャンの感性を刺激し続けている。 2001年には、世界の文化や芸術に貢献したアーティストに贈られる第13回「高松宮殿下記念 世界文化賞」を受賞するという快挙を達成した。
最初にして最後?
  20年振りのジャパン・オフィシャル・ツアー!

オーネット・コールマン プロフィール

 1930年3月9日、テキサス州フォート・ワースに生まれる。14歳でアルト・サックスを独学で学び始める。地元のクラブで演奏したり、R&Bのバンドに加わったりしながらチャンスを探していた彼は、1958年の2月、ついにレコーディングの機会を得た。ジャズが、全く新しい次元への第一歩を踏み出すこととなった、この記念すべき作品には『サムシング・エルス!』という象徴的なネーミングがつけられた。テンポを設定せず、コードやモードに捕われない、小節数も関係ない、といった従来の音楽的な取り決めを全く無視することで、演奏上の自由を最大限に獲得するという全く新しい発想にもとづいた演奏スタイルは「フリー・ジャズ」あるいは「アヴァンギャルド・ジャズ」と呼ばれることになる。オーネットはつねに、メロディ、ハーモニー、リズム、テンポが対等の関係を保つように曲を作った。そのため彼のフレーズはメロディそのものが、自発的にリズムを生み出し、混沌のなかにも統一された独特の世界観がひろがっていく。この革新的なスタイルの評判が広がっていった1959年の11月、コールマンはついにニューヨークへ進出することになり、グリニッチ・ヴィレッジにあった人気クラブ「ファイヴ・スポット」に出演が決定した。「ファイヴ・スポット」での演奏は、耳の肥えたニューヨークのジャズファンを震撼させ、連日、多くのファンが詰め掛けた。誰もがオーネットと彼のカルテットの一挙手一投足に注目し、目の前に起こっていることは一体何なのか、理解しようとした。この大盛況ぶりに、クラブはコールマンに何度も出演期間の延長を申し入れ、その結果、年が明けた1月末まで、2ケ月半にも渡るロングラン公演となった。
 また、このころ発表されたリーダー第3作『ジャズ来るべきもの』も大きな反響を呼び、マスコミはこぞって彼のことを賞賛した。ジャズの歴史に偉大な金字塔を打ち立てた彼は、ロンドン交響楽団との共演、カーネギー・ホールでの「オーネット・コールマン・フェスティバル」等々、つねにシーンに影響を与え続けている。
 2001年には世界の芸術文化の優れた創造者たちを顕彰する、第13回「高松宮殿下記念 世界文化賞」を受賞、あらためてコールマンの偉業を世界中に知らしめることになった。最近でも、天才ギタリスト“パット・メセニー”との共同名義作『ソングX』が、2005年9月、未発表曲を加えて再発され話題となっていることも記憶に新しい。

山下 洋輔 プロフィール

 69年、山下洋輔トリオを結成、フリー・フォームのエネルギッシュな演奏でジャズ界に大きな衝撃を与える。その後、和太鼓やオーケストラとの共演など活動の幅を広げる。
 88年山下洋輔ニューヨーク・トリオを結成。国内のみならず世界各国で演奏活動を展開、世界中のジャズ・ファンから圧倒的な支持を受ける、日本のナンバーワン・ジャズ・ピアニストの一人である。
 98年、パリで佐渡裕指揮によるラムルー管弦楽団と「ラプソディ・イン・ブルー」を共演。同年、今村昌平監督の映画『カンゾー先生』の音楽を担当、98年度の芸術選奨文部大臣賞(大衆芸能部門)を受賞。
 2000年、自作のピアノ協奏曲「即興演奏家のためのエンカウンター」を発表。
 01年、岡本喜八監督『助太刀屋助六』の音楽を担当。オール・アメリカ人ミュージシャンによるビッグバンド・アルバム『フィールド・オブ・グルーヴス』をリリース。
 03年、太鼓の林英哲とデュオ・アルバム『Ken-Kon』をリリース、全国ツアーを実施。春の褒章で紫綬褒章受賞。ニューヨーク・トリオ結成15周年記念アルバム『パシフィック・クロッシング』を、邦楽の藤舎名生、仙波清彦をゲストに迎えて制作。
 04年1月、筒井康隆と組んでジャズ・オペレッタ『フリン伝習録』を上演。10月、日米交流150周年記念のアメリカ・ツアーを実施。11月イタリア・トリノで佐渡裕指揮のRAI国立放送交響楽団と自作協奏曲を再演。12月ソロピアノ・アルバム『KIZASHI‘04』発表。
 05年1月、東京オペラシティ・ニューイヤー・コンサートで『ジャズマン忠臣蔵』を上演、大きな話題を呼ぶ。4月、上海のジャズ・フェスティバルに出演、大喝采で迎えられる。6月、「東京の夏音楽祭」で佐渡裕指揮のNHK交響楽団と自作協奏曲を演奏。
 04年より国立音楽大学教授。演奏活動のかたわら、多数の著書を持つエッセイストとしても知られる。

ジャズの歴史に大きな足跡を残し、75歳となる今も、多くのフォロワーを生み出しているオーネット・コールマン。その20年振りとなるジャパン・オフィシャル・ツアーが決定した!おそらく最後の日本公演になるだろうと噂されている! レギュラー・ホールでオーネット・コールマンを観る事ができるとは、多くのジャズファンの誰が予想できただろうか? まさに感動・感銘・感激のビッグ・ステージとなるだろう!

奇才“山下洋輔”との垂涎のコラボレーション!
「ジャズの“3月”革命」が勃発!

「コールマンのプレイを体験できる!」しかし今回はそれだけでは終わらない。なんと日本のフリー・ジャズ・シーンの先駆者にして、日本ジャズ界No.1ピアニストである“山下洋輔”との世界“初”となる夢のコラボレーションが実現した! オーネット・コールマンと山下洋輔によるジャズの3月革命、遂に勃発! ジャズ・ファン垂涎のコラボレーションは、2006年、音楽界の最重要ニュースとなることは間違いない!!

■東京公演
2006年3月27日(月)
Bunkamuraオーチャードホール

2006年3月28日(火)
東京芸術劇場 大ホール

■札幌公演
2006年4月1日(土)
札幌コンサートホールKitara 大ホール

■大阪公演
2006年4月3日(月)
大阪 ザ・シンフォニーホール